2013/06/04| Category:出張レポート
イタリア出張レポート ③ベリーニ
花の都「フィレンツェ」から車で30分ぐらいの「ルフィナ」へ。
ここにはスマイルが輸入を始めて15年以上のロングセラー、『ベリーニ・キャンティ』などを作っている「カンティーナ・フラテリ・ベリーニ 」のワイナリーがあります。
畑は丘の上にあり、周りは山々に囲まれています。この日は晴天で気持ちの良い日差しがさしていました。
こちらはテイスティングルーム兼ゲストハウス。
カンティーナ・フラテリ・ベリーニは、1800年頃から代々ワインを造り続けてきた親族経営のワイナリー兼ワイン商です。
下の紳士が一族を率いるオーナー、マァジさん。
今回はマァジさん自ら畑を案内してくれました。とても明るくて親しみやすいお人柄でした。
マァジさんのワイン造りの一つのポリシーは、葡萄を大切にすること。収穫は葡萄に傷がついて痛まないよう、親族みんなで全て手摘みで収穫しています。
葡萄畑は丘の斜面にあり、場所によってはかなり急勾配の場所もありました。周りを山々に囲まれているためチンギアーレ(イノシシ)や野鳥がたくさん来るとのこと。畑をあらされないよう畑のまわりに電気を流した柵をつけて対策をしているとのことでした。
ワイナリーを視察後、テイスティング。
写真はマァジさんの息子で、ソムリエのアンドレアさん。
2012年ヴィンテージのベリーニ・ソアーヴェやキアンティを一緒にテイスティングし、色、香り、味わいをそれぞれ解説してくれました。
その後、カンティーナ・フラテリ・ベリーニ の皆さんと会食。
マァジさんのお母さん(写真左)が作ってくれた伝統的な家庭料理と、ベリーニ・キアンティの相性は抜群でした。葡萄畑の周りでとれる野生の野イチゴやオリーブも美味しかったです。
皆さんあたたかく、ワインにもそのあたたかさが出ているように感じました。
(高橋)