2013/06/04 Category:出張レポート

イタリア出張レポート ④ペトローロ

フィレンツェから車で一時間ほど行ったモンテヴァルキ近郊へ。ここには「イタリアのペトリュス」と呼ばれるメルロー100%のスーパーワイン『ガラトローナ』の生産者、「テヌータ・ディ・ペトローロ」があります。

「ガラトローナ」はイタリアの5大有名ワイン評価誌すべてで最高級評価を獲得。イタリア国外でも高い評価を得ています。

 

図20.jpg

  

ペトローロのワイナリーは丘の上にあります。丘の上からは葡萄畑、オリーブ、ふもとの町や周りの山が見渡すことができ、とても見晴しの素晴らしいところです。その丘の頂上に一つの塔が建っています。

 

図11.jpg

 

この塔はイタリアの文化遺産にもなっていて、ペトローロのシンボルになっています。そして、この塔の名前が「ガラトローナ」。ガラトローナの名前はこの塔に由来しています。

 

こちらがペトローロの事務所です。内装は大変オシャレ。壁にはこれまでに獲得した賞(ガンベロ・ロッソ、ワイン・スペクテーターなど)が所狭しと掛けられていました。

 

図13.jpg

 

ペトローロの葡萄畑です。

 

 図14.jpg

 

ペトローロのワイン造りのこだわりの一つは「自然を大切にすること」。葡萄畑のオーガニック認証は申請しておりませんが、作りはすべてオーガニック農法で作られています。葡萄畑には自然のままたんぽぽや野草が咲いていました。 

また、ここではオリーブやはちみつも一緒に作っています。それらもすべてオーガニック農法で作られています。  

 ペトローロの醸造所です。 

 

図15.jpg

 

オーナーのルカ・サンジュストさんは、もともと画家という異色の経歴。ラベルもルカさん自身がデザインしています。現在54才。

 

図16.jpg

 

ワイナリー内のセメントタンク。 

 

図17.jpg

 

写真右が醸造責任者のステファノさん。写真の通り背が高く笑顔の素敵な方です。

 

図18.jpg

 

視察後、町のレストランで会食。トスカーナの伝統料理である「ビステッカ・アッラ・フィオレンティーナ(牛肉のステーキ)」とガラトローナ2004を合わせました。牛肉の甘味と、ガラトローナの柔らかで滑らかなタンニンとの相性がばっちりでした。

(高橋)

 

« 前の記事 |  このブログのトップへ  | 次の記事 »