2015/03/25 Category:新商品

世界で最も古いシラーズの樹を持つバロッサの名手「ラングメイル」 

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今年2月より取り扱いを開始した新ブランド、世界で最も古いシラーズの樹を持つオーストラリア・バロッサの名手「ラングメイル・ワイナリー」のご紹介です。

ラングメイル・ワイナリーは、シラーズの随一の産地であるバロッサ・ヴァレーと、標高が高く冷涼な気候のイーデン・ヴァレーに葡­萄畑を持ち、エレガントでバランスの良いスタイルのワインを造っている生産者です。ラインナップは手頃なものからプレミアムレン­ジまで幅広く、プレミアムレンジのワインは樹齢70年~100年を超える古木から造られています。優良な畑を持った葡萄栽培生産­者とその地域とのつながりを重視し、その土地の個性を表わすワインを造ろうというのがこのワイナリーの考え方で、それは「地域、­コミュニティ、自分たち自身に忠実に(True to the region, True to the community, True to ourselves)」というこのワイナリーのビジョンにも表れています。

ラングメイル・ワイナリーの歴史は、信仰上の理由からプロシアを追われたクリスチャン・オーリックトが、自由を求めて7年間で5­回もの移住の末に、1842年に家族と共にこの地に移り住んだことから始まりました。オーリックトが1843年にこの地に植えた­シラーズは、バロッサだけでなく世界で最も古いシラーズの樹として知られています。1996年、バロッサ・ヴァレーに何世代にも­渡って住んでいる地元の3名、リチャード・リンドナー、クリス・ビター、カール・リンドナーがこの地を買収。彼らはまだ残ってい­た古い建物の修復、ラングメイルの村の再建、ワイナリーの改装を行い、ラングメイルの地にちなんで、ワイナリーを「ラングメイル­」と名付けました。2011年にリンドナー家の所有となっています。

ラングメイル・ワイナリーはオーストラリアで最も権威あるワインガイド「ジェームズ・ハリデー オーストラリアンワイン・コンパニオン」で最高評価の5星を8年連続で獲得しています。

取扱いアイテムは5種類。今回はそのうち、平均樹齢88年(!)の古木から生まれた「オルファンバンク シラーズ」をご紹介いたします。

ラングメイル・ワイナリーの特長のひとつに、「樹齢の古さ」があります。バロッサには「バロッサ・オールド・ヴァイン・チャーター」と呼ばれる自主基準があり、樹齢に応じてそれぞれ、

35年以上 ・・・ オールド・ヴァイン(Old Vine)

70年以上 ・・・ サバイバー・ヴァイン(Survivor Vine)

100年以上 ・・・ センテナリアン・ヴァイン(Centenarian Vine)

125年以上 ・・・ アンセスター・ヴァイン(Ancestor Vine)

という呼び方をしています。70年以上の樹齢のものは「サバイバー・ヴァイン(生き残った葡萄の樹)」と呼ばれますが、これらの樹がどのようにして生き残ったかを紹介する動画がこちら。

 

動画では、古い葡萄畑が宅地化によって潰されてしまう前に、葡萄の樹をブルドーザーのような車で引き抜いて、ここから1kmほど離れたラングメイルの葡萄畑まで運んで植え替える様子が映されています。この時は375本の樹を植え替えたそうですが、この車では一度に1本しか運べないため、この作業のために往復で750kmもの距離を走ったそうです。

こうした努力の結果、まさに「生き残った」樹齢70年以上のサバイバー・ヴァインから造られたワインが、「オルファンバンク シラーズ」です。

オルファンバンク シラーズは、「力強く芳醇な香り。スミレ、チョコレートにセージ、杉、微かにホワイトペッパーの香りも感じられる。ジューシーなラズベリーとプラムの風味が口の中いっぱいに広がる。ホワイトペッパーのニュアンスも感じられる。きめの細かいタンニンがあり、エレガントでバランスの取れた味わい。」

ぜひ、お試し下さい!

 

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