色合いについて
紫がかった深みのあるルビー
香りについて
ブラックチェリー、プラム、カシスの果実の香り。ピーマンを思わせる青いニュアンス、ミント、スギ、黒コショウのスパイシーさ、焦がした木の香りも加わり非常に複雑な印象。時間の変化で、それぞれの品種の個性が表れ、調和する。
味わいについて
しっかりとした果実味と酸味が感じられる、ふくよかでボリューム感のある味わい。タンニンはよく溶け込んだ印象でスムースな飲み心地。それぞれの品種が織り成すハーモニーが素晴らしく、時間の経過と共に楽しめる味わい。
栽培方法について
エル・エンカント葡萄園はアコンカグア・ヴァレーの内陸に位置する。栽培面積は97.44ha、アンデス山麓に位置し、標高は800~1,100m。土壌はミネラルを豊富に含む崩積土壌。地表から、粘土質、石、砂利質と層になっており、水はけに優れた特長がある。日照は豊富で非常に乾燥しており、日較差は非常に大きいため、葡萄がゆっくりと持続的に熟すことを可能にし、黒葡萄品種の栽培には理想的な環境である。手摘みにて3月の上旬~4月下旬の間に収穫。
製法について
除梗後、8℃でコールド・マセラシオンを4日間施す。アルコール発酵はステンレスタンクで8日間行い、その後マロラクティック発酵。フレンチオーク樽100%で16ヶ月、ステンレススチールタンクで1ヶ月熟成。