色合いについて
輝きのある深いルビー色。リムには、少し紫色が残っている。
香りについて
ブラックチェリー、カシス、ラズベリーの凝縮された果実の香りにスミレの花、紅茶、トリュフのニュアンス。またクローブやチョコレートのような甘いノートと檜などの香りが複雑に絡み合っている。香りが開くまで時間がかかるため、早めの抜栓(1時間以上前)がおすすめ。
味わいについて
口に含むとキメの細かいタンニン、滑らかなボディが感じられ、豊かな香りを放ちながら喉を滑り降りていき、とても長い余韻を残していく。エレガントで、ストラクチャーのしっかりとしたワイン。
栽培方法について
冷涼なカサブランカ・ヴァレーの中でも、朝霧が良く発生しゆっくりとした葡萄の成熟を促す「エル・トリアングロ」という区画の畑のものを85%使用。この畑は、ピノノワール・プロジェクトを始めるに当たってチリ全土を巡って最適な土地を追い求め見つけた区画のひとつで、粘土の混じった砂質土壌。葡萄は丁寧に手摘みされ、収穫後、冷蔵コンテナでワイナリーまで輸送し、速やかに手作業で選別して最良の房のみを仕込みにまわす。
製法について
ピノノワール専用施設内で発酵、熟成。発酵槽はブルゴーニュで伝統的に使用されているオープントップタンクを使用。足踏みで破砕して発酵。ミディアムトーストのフレンチオーク100%新樽で12ヶ月熟成。