2013/12/04| Category:テイスティングレポート
シャトー・マルティナ2009年
ワインニュースでは試飲会などのイベントのご案内、新商品のご案内等を中心に情報を発信しておりますが、新企画として「最近テイスティングしたワイン」のテイスティングレポートをお送りすることに致しました。どうぞよろしくお願い致します。
今回のワインはこちら。
シャトー・マルティナ (AOCコート・ド・ブール)
希望小売価格 2,800円
2009年ヴィンテージの特徴が良く出ているなという印象でした。2009年は良年ということで、熟れた果実の豊かなアロマが感じられますし、ブレンドされているカベルネフランの(良い意味で)青っぽい、ピーマンのような香りが、ワインにフレッシュさを与えてくれていると思います。
醸造テクニックで毎年同じようなパワフルなワインをつくろうというよりは、それぞれのヴィンテージの個性をちゃんと表現したワインをつくりたいというのが、シャトー・マルティナのワインづくりの思想のようです。 (ブランドストーリーはこちら)
以下、テイスティングコメントです。
◆色
赤紫がかった鮮やかな濃いルビーレッド。中心部はやや黒みがかっている。
カシスやブルーベリー、ブラックベリーなど黒い果実の凝縮されたアロマ、スミレの花や樽熟成由来のトースト香や木の香りが感じられ、スパイスやピーマンのようなニュアンスが複雑さを与えている。
滑らかな飲み心地のフルボディ。辛口。香りにあるような黒い果実の凝縮された果実味の中に程よい酸やシルクのような滑らかなタンニンが溶け込んでいてスムーズな味わいに仕上がっている。
ちなみにコルクには「Bonne DEGUSTATION / Enjoy☆(ワインを楽しんでね)」というメッセージが書かれてます。(L&S DONZEというのはオーナー夫妻の名前)