2016/06/13 Category:新商品

「南フランスワイン変革の旗手」ジャン・クロード・マス氏の新シリーズが到着!春先に湖になる、極めてユニークな葡萄畑から生み出される「フェランディエール」

南仏ラングドックより、極めてユニークなワインが到着しました。

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まるで水田のような葡萄畑!

今回入荷した「フェランディエール」のワインは、この葡萄畑から造られています。(注:この状態になるのは春先の40日間のみで、葡萄の生育期間中は水が引いた状態で栽培します)

 

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 「南フランスワイン変革の旗手」ジャン・クロード・マス氏は、このユニークなテロワールに魅せられ、近年フェランディエールを取得しました。

 

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1922年にゴー家が創設したフェランディエールは、コルビエールとミネルヴォアの間、地中海から40kmほどの場所にあるマルセイエット干潟に位置しています。

マルセイエット干潟は16世紀、アンリ14世の命により耕作地とする事業が始められ、難航の末、1851年に近くを流れるオード川の水を引くための灌漑用水路が完成して出来た干潟です。当初は米作りが行われていましたが、現在は葡萄やその他の果樹が主に植えられています。

もともと潟(かた=砂州または沿岸州によって海と切り離されてできた湖や沼、ラグーン)だったこの場所の土壌は塩分を豊富に含んでおり、その土壌に由来するミネラル感豊かな質の高いワインが生み出されています。

土壌の塩分濃度を葡萄の生育に最適な状態に調整する為、毎年春に40日間、畑を湖のような状態にする灌漑を行っています(上の画像がその様子です)。

畑に張った水の量が多すぎると葡萄の樹に悪影響を及ぼし、反対に少ないと必要以上の塩分が土壌に残ってしまうため、畑の角度や灌漑用水の配分、排水のタイミング等に配慮しています。

この独特な栽培方法はフィロキセラ対策としても機能しており、畑の一部には北米系種台木に接ぎ木をしていない「自根」の樹が残っています。また、水を張った土壌は日中の熱を蓄えられるため、春霜の被害を減らすことができます。

 

 

 ピレネー山脈から畑へと吹き下ろす冷たい風は、ピノ・ノワールやリースリングなど伝統的にフランス北部で作られる葡萄の栽培も可能にしており、フェランディエールもこの土壌のクオリティの高さを、多彩な葡萄品種で表現しています。

 

今回入荷したのは全部で8種類。スタンダードな「クラシック」シリーズと、上級版の「リザーヴ」シリーズの各4アイテムを取り揃えました。

  

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フェランディエール カベルネ・ソーヴィニヨン (クラシック)
フェランディエール ピノ・ノワール (クラシック)
フェランディエール ヴィオニエ (クラシック)
フェランディエール マルサンヌ (クラシック)

希望小売価格(外税) 各・1,250円

フェランディエール リザーヴ カベルネ・ソーヴィニヨン
フェランディエール リザーヴ ピノ・ノワール
フェランディエール リザーヴ ヴィオニエ
フェランディエール リザーヴ リースリング

希望小売価格(外税) 各・1,500円

 

マスらしい、非常にコストパフォーマンスとクオリティの高い味わいです。是非お試しください!

 

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