2015/10/16 Category:コノスル

コノスル来日イベント2015 ~2日目・カロフェゴ ランチセミナー~

コノスル来日2日目は、『カロフェゴ赤坂店』にて、プレス向けのランチセミナーを行いました。

今回のメインは、コノスルの二つのアイコンワイン、「オシオ」と「シレンシオ」の新ヴィンテージのお披露目。

オシオ2012年と2013年、シレンシオ2010年と2011年を垂直試飲しました。

そしてもう一つのメインは・・・瓶内二次製法で造られた、シャルドネ100%のスパークリングワイン「センティネラ」のお披露目です!

まだ発売前の商品で、価格もラベルも決まっていないのですが、今回無理を言ってサンプルを送ってもらいました。

 

【センティネラ2013】

カロフェゴ-センティネラ.JPG

 

ブドウは、「シャルドネ 20バレル リミテッド・エディション」と全く同じ畑、カサブランカ・ヴァレーの「エル・センティネラ」農園のものを使っています。

そうです、「センティネラ」という商品名は、畑の名前から来ています。

この産地は、寒流のフンボルト海流が流れる太平洋から7kmの場所にあり、チリの葡萄栽培地域の中でも最も冷涼な地域の一つと言われています。

少し早摘みすることで、酸がしっかりと残った味わいになります。

香りは、レモン、グレープフルーツ、ライムなどの、さわやかな柑橘系果実の香り。白い花や微かに酵母の香りも感じられます。

味わいは、チリらしい豊かな果実味に、いきいきとした酸、後味にミネラルや塩味を感じます。泡は繊細で細かく持続性があります。

最終的な酸度は9g弱/lで、シャンパーニュとほぼ同じ値です。残糖度は6g/l。

瓶内二次発酵は2013年8月から行い、現在も澱の上で熟成中です。最終的には2年半ほど熟成させてからリリースする予定だそうですが、そのタイミングはワインメーカーのアドルフォ次第。

まだこれから半年は熟成させるものなので、未完成の状態ではありましたが、そのポテンシャルの高さに、プレス関係者からは驚きの声をいただきました。リリースが楽しみです!

 

カロフェゴ-前菜.JPG

(左:スズキ・ホタテのセビーチェアボガドのガトー仕立て

右:オマール海老とフォアグラのムース)

魚介との相性が抜群でした♪

 

【二つのアイコンワインーオシオ&シレンシオー】

次に、コノスルが生み出す二つのアイコンワイン、ピノ・ノワールの「オシオ」とカベルネ・ソーヴィニヨンの「シレンシオ」の垂直試飲です。

 

【オシオ2012&2013】

「オシオ」は、チリ最大にして、世界でも五指に数えられるピノ・ノワール生産者であるコノスルが誇る、チリ初のウルトラ・プレミアム・ワインです。

2002年の初ヴィンテージ以降、国際的な賞を受賞するなど、チリのプレミアムワインとして、常に高い評価を得てきました。2013ヴィンテージは、どんな仕上がりになったのでしょうか!?

 

カロフェゴ-オシオ.JPG

(左が2012年、右が2013年)

2012年は、暑い年の影響か、ブラックチェリーやブラックベリーなどの黒系果実の印象。すでに熟成感が現れ始めています。

2013年は、2012年に比べると涼しい年だったようで、ラズベリーやストロベリーなどの赤い果実味が綺麗に抽出され、酸も高く、よりエレガントな仕上がりになったそう。まだ縁が紫がかっており若々しさがあります。

比較してみると、その違いがはっきりと表れておりました。皆様のお好みはどちらでしょうか?

 

カロフェゴ-パスタ.JPG

(茸のラビオリとエルカルゴ、トリュフ・マッシュルームをかけて)

薫り高いトリュフやマッシュルームがちりばめられた茸のラビオリとエスカルゴ。オシオと絶妙にマッチしており、ワインメーカーのアドルフォも大絶賛!今回の来日でいただいたお料理の中で、最も相性の良かった組み合わせの一つだったと賛嘆しておりました!

 

【シレンシオ2010&2011】

チリのDNAであるカベルネ・ソーヴィニヨンで、世界最高峰のワインを造りたい、という構想から産まれた「シレンシオ」。

構想から5年の歳月を経て、去年最初のヴィンテージがリリースされました。

銘醸地マイポヴァレーの中でも、チリ最高峰のカベルネ・ソーヴィニヨンを生み出すアルト・マイポのブドウを使用。高樹齢の為、自然と収穫量が抑えられます。また一部セニエを施すことで、さらに凝縮感を高めています。

熟成前に最良のキュヴェのみを選別し、フレンチオーク樽でじっくりと熟成させ、瓶詰後、セラーの静寂の中でさらに深みが増してくるまで寝かせます。年間生産量約3000本の、超限定品です。

 

カロフェゴ-オシオ.JPG

(左が2010年、右が2011年)

初ヴィンテージの2010年は、去年お披露目した時よりも熟成感が現れ、よりなじんだ印象。それでも、生き生きとした果実味と酸があり、長熟のポテンシャルを感じさせます。2010年は、やや涼しい年だった為、黒系果実に赤系果実が混じり、タンニンは滑らかで、全体的にまるみのあるなめらかな印象です。

2011年は、比較的暖かい気候だった為、より凝縮された果実味が得られ、チリ特有のユーカリ香などの青っぽさが抑えられたしなやかな味わいに。カシス、黒オリーブ、黒こしょうのニュアンス。ボディーとストラクチャーがあり、深みのある味わいです。

さらなる進化を遂げたセカンドヴィンテージの仕上がりに、プレス関係者からは高い評価をいただきました!

 

カロフェゴ-メイン.JPG

 (薪窯焼き 熊本県産 あか牛 サーロイン 赤ワインとイチジクのソース)

こだわりの熊本県産あか牛と合わせていただきました。赤ワインとイチジクの甘酸っぱいソースが、シレンシオにベストマッチ!

チリでも日本食ブームの影響で、神戸牛や松阪牛などはよく知られているそうですが、あか牛を食べたのはこの日が初めてだったようで、「日本にもこんなに筋肉質の牛肉があったのか!」と驚きの様子でした。彼らにとっては、あか牛タイプのお肉の方が慣れ親しんでいるようです。

 

今回お世話になった『カロフェゴ赤坂店』は、美味しい牡蠣が食べられる『オストレア』で有名なバルジャパンが経営する新業態のお店。こだわりのお肉を、炭ではなく、薪窯で焼く、という新しいスタイルのお店です。

カロフェゴ.JPGのサムネール画像

白亜の壁に木製の扉が青空に映えます。まるで異国の地にいるようです・・・

カロフェゴ店内-薪窯.JPG

中央には立派な窯が備え付けらており、圧倒的な存在感!!

ふんわりとした薪の香りは、決してワインの邪魔にならず、ワインの美味しさを引き立たせておりました。

通常のランチ営業では、薪窯は使わないそうなので、薪窯焼きのお肉を食べたい方は、ディナータイムをご利用ください♪

https://m.facebook.com/story.php?story_fbid=873755326053624&id=818850621544095

カロフェゴの皆様、ありがとうございました!!

« 前の記事 |  このブログのトップへ  | 次の記事 »