2015/06/10| Category:コノスル Category:出張レポート
2015チリ出張レポート コノスル① 基本情報
5月9日~17日の日程で、チリ・コノスルへ行ってきました!これから6回に渡って出張レポートをお届けします。
第1回目は、コノスルの基本情報のおさらいから。題して「今さら聞けないコノスルあれこれ」!
後半ではチリやサンチアゴについても触れますので、コノスルのことは何でも知っている、という方も少しだけお付き合い下さい。
「南の円錐」という意味のコノスルは、新世界ワインの魅力を世界に発信するため、1993年に設立されました。
スマイルでは1996年に発売を開始し、現在では50アイテムを超えるコノスルワインを取り扱っています。
コノスルでは3つの事柄を基本理念として掲げ、ワイン造りに取り組んでいます。
1つ目は「イノベーション」。
チリのヴィオニエの輸出やビオビオ・ヴァレーでのリースリング栽培は、コノスルが初めて行いました。
チリトップクラスの輸出量を誇る現在も、トノーやエッグタンクといった新しい醸造設備を取り入れたり、品種の成分研究を行ったりと、現状に満足することなくイノベーティブな取り組みを行っています。
2つ目は「品質」。
コノスルでは世界品質のピノ・ノワールを作るべく、「ピノ・ノワール プロジェクト」を立ち上げました。
ブルゴーニュの銘醸「ドメーヌ・ジャック・プリュール」の醸造家マルタン・プリュール氏の協力を得て、チリの個性豊かなピノ・ノワールを作ることに注力。
そして2003年に誕生したのが「コノスル オシオ ピノ・ノワール」です。
レポート⑤ではオシオ専用セラーをはじめとしたコノスルの高品質ワインを生み出す醸造施設についてお伝えします。
3つ目は「環境」。
コノスルといえば自転車、というイメージをお持ちの方も多いかと思います。
「農夫たちのハードワークと有機栽培畑のシンボル」という意味が込められた自転車ですが、作業時の移動に使用することでCO2削減に一役買っています。
その他にもオーガニック畑での工夫をはじめ、環境に配慮した多くの取組みを行っています。
詳しくはレポート④でご紹介します。
では後半。チリとサンチアゴについて、少し触れたいと思います。
チリと日本との時差は12時間。まさに地球の裏側です。
今回はカナダ(トロント)での乗り換えでチリへ向かいましたが、到着までにかかった時間はなんと32時間!文字通りの長旅でした。ぐったり…
サンチアゴは高層ビルが建ち、日本でもおなじみのコーヒーチェーン店(SターBックス)が点在。
街には様々なジャンルのレストランが並んでいます。
物価も日本と同じくらいで、安いのはアボカドくらいでしょうか…
葡萄畑が広がっている写真を見てチリをイメージしていたため、想像していたよりもずっと都会で驚きました。
到着した日は日曜日ということもあり、サンチアゴ市内を散策。
サンチアゴ市内を一望できる、サンクリストバルの丘をケーブルカー(フニクラ)で登りました。
ロープ1本だけで支えられたケーブルカー…スリル満点です。
頂上には"SILENCIO"の文字を発見!
(もちろん「シレンシオ」の広告ではなくて、「お静かに」という意味なのだそう。)
日中はTシャツ1枚でも過ごせる気温ですが、朝晩は薄手のコートが欲しくなる寒さのチリ。
だからおいしいワインができるんだろうなぁと実感しました。
今回の出張ではワイナリーと4つの畑、研究所の視察を行いました。
順番にレポートしていきたいと思いますので、ぜひご覧くださいませ!!
(板倉)