2015/06/18| Category:コノスル Category:出張レポート
2015チリ出張レポート コノスル③ ピルケ・ヴィエホ
コノスル出張レポート第3回目、前回に引き続き、葡萄畑の視察レポートです。
コノスルのフラッグシップワイン「シレンシオ カベルネソーヴィニヨン」!!
こちらのカベルネが栽培されている「ピルケ・ヴィエホ農園」を訪れました。
コノスルは二つのフラッグシップワインを持っています。
最初に生まれたのは「コノスル オシオ ピノノワール」!!
1968年にチンバロンゴにチリで初めてピノノワールが植えられました。その畑を所有するコノスルの「チリNo.1のピノノワールワインを造りたい」という想いから、この「オシオ」は生まれました。
そしてもうひとつが、2014年に発売したばかりの
「コノスル シレンシオ カベルネ・ソーヴィニヨン」!!
チリのテロワールを活かし、最大のポテンシャルを持った葡萄と言えば…やはりカベルネ・ソーヴィニヨン!!
「チリNo.1のカベルネのワインを造りたい」…
コノスルの新しい挑戦としてスタートしたのがこのワインです…
チリNo.1のカベルネを生み出すポテンシャルを持った葡萄畑はどこなのか??…
コノスルが選んだのは、数々の最高級ワインを生み出しているマイポ・ヴァレーの銘醸地、アルト・マイポ地区にある「ピルケ・ヴィエホ農園」でした。上の写真はその入り口です。
中に入ると広大なカベルネ・ソーヴィニヨンの畑が広がっておりました!!
この葡萄園はコンチャイトロホールディングスの所有で、その一部がコノスルの所有になっています。
【ピルケ・ヴィエホで造られているワイン】
上の写真のように、畑には大きな石がごろごろしていました!!
そしてそして、見るからに古いカベルネ・ソーヴィニヨン!!樹齢は40~50年とのことです。
マイポ川由来の沖積土、崩積土、粘土が組み合わさった石がごろごろとしている土壌、昼夜の寒暖差のお蔭で、最高品質のカベルネが育ちます。
今までの畑とは違い、歴史のある重厚な雰囲気が漂っておりました…
「シレンシオ」の意味は「静寂」…このワインを飲んだ瞬間、その素晴らしさに誰もが言葉を失う…
このピルケ・ヴィエホ農園からはまさにそうしたワインが誕生してきそうな... 実際に畑を訪れてみて、そんな印象を受けました。
ここで収穫された最高級の葡萄で、チーフワインメーカーのアドルフォが造ることを目指したのは、パワフルなカベルネではなく、洗練されたエレガントなスタイルのカベルネ。
ファーストヴィンテージは2010年。まだ若さは感じるものの、そのエレガントなスタイルは十分に感じることが出来ます。すでに高い評価を得ており、パーカーポイントで93点という高得点、チリワインガイドの「デルコルチャドス」誌では「ベスト・カベルネ・ソーヴィニヨン」の評価を得ています。
今後、熟成してどのように味わいを深めていくのか、大変楽しみです!!
(高橋)