2013/11/25 Category:新商品

オーストリア産ワイン新発売!

 来週11月27日(水)、オーストリア産ワインが発売になります(オーストラリアではありません、ヨーロッパのオースト「リア」です)。オーストリア産ワインは当社では初めての取り扱いとなります。

 同国を代表する産地から、「クレムザー・シュミット」、「カイザー」の2ブランドを同時に発売いたします。

 

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  クレムザー・シュミットは、オーストリアの2大産地のひとつ、ニーダー・エステライヒの生産者。オーストリア最大級の生産量を誇る協同組合です。同国を代表する白「グリューナー・フェルトリーナー」をお手頃価格で提供しています。

 

  ● グリューナー・フェルトリーナー

希望小売価格(外税) 1,500円

 青リンゴを思わせるフルーティーな香り。残糖1.9g/lの辛口。軽やかな口当たりで、程よいボリューム感がある。フレッシュで豊富な酸味が感じられ、リンゴのような甘味を感じたあとにミネラル感が現れ、ドライな印象に変わっていく。後味に爽やかな余韻が残る。

  

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 カイザーは、優れた赤ワインを生み出す産地、ブルゲンランドの生産者です。赤はツヴァイゲルトレーベ、ピノ・ノワール、白はグリューナー・フェルトリーナーとヴァイスブルグンダー・シュペートレーゼ(甘口)を取り揃えました。50年以上の赤ワイン醸造の歴史を持つだけあって、とくに赤ワインが秀逸です。  『葡萄の樹と生きることでしか、樹が何を必要としているかを知ることはできない』という哲学を掲げ、自然の循環に則した健康で丈夫な葡萄が育つように畑を手入れすることが大切であると考えています。

 

  ● ツヴァイゲルトレーベ

希望小売価格(外税) 2,200 

 野イチゴの香り。ほのかに薔薇の香りも感じられる。フレッシュで甘味のあるまろやかな果実味があり、程よい酸味が味わいのバランスを整え、後味にきめの細かい渋みが残る。とてもジューシーな味わい。   

 

● ピノ・ノワール

希望小売価格(外税) 3,500 

 オレンジの皮、苺、チェリー、プラムなどの香りがあり、華やかでチャーミングな印象。まろやかな口当たりで、軽やかできめの細かい赤いベリー系の果実の味わい。きめ細かくエレガントなタンニン、いきいきとした酸味が感じられる。  

 

● グリューナー・フェルトリーナー

希望小売価格(外税) 2,200 

 洋梨、グレープフルーツ、白胡椒や野草の香りが感じられる。口当たりは柔らかで厚みがあり、豊富なミネラル感が感じられる。果実味のボリューム感があり、酸味は穏やか。柔らかなミネラルの余韻が残る。

 

● ヴァイスブルグンダー・シュペートレーゼ(甘口)

希望小売価格(外税) 2,000

 黄桃、アプリコット、熟した林檎などの香り。蜂蜜のようなニュアンスも感じられる。程よい厚みのある柔らかな口当たり。ジューシーな果実の甘味とともに爽やかな酸味が感じられ、バランスの良い味わい。程よい甘さが心地良く余韻に残る。

 

 【オーストリア産ワイン基本情報】

 

  ● 代表的な品種  

 オーストリア産のワインは、ドイツ産と同様に白ワインが大きな割合を占めています。全生産量の約9割が白ワインで、ほとんどのものは軽快で爽やかなスタイルに仕上がります。有名品種としては、全栽培面積の1/3を占める「グリューナー・フェルトリーナー」のほか、「ヴェルシュリースリング」や「リースリング」などがあります。酒質はドイツ産と似ていますが、オーストリアのほうが一般的にアルコール度数が高く、辛口で食中酒に適しています。貴腐ワインや甘口ワインも有名です。また赤はブラウフレンキッッシュなどが多く生産されています。

 

 ● 代表的な産地

 

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 国土の西側半分は、アルプス山脈・山間部になるため、生産地は東端の4州(ニーダーエスタライヒ州、ブルンゲルラント州、ウィーン、シュタイヤーマルク州)に限られます。オーストリアのワイン生産地域は、フランスのブルゴーニュとほぼ同じ緯度にあり、大陸性気候に支配されるため、冬季の寒さは厳しいものの、夏季は暑くて乾き、日照時間が極めて長いのが特長です。

 

● 高い品質を保証する「世界一厳しい」ワイン法

 近年は「世界一厳しいワイン法」をうたって厳格な品質管理を行い、 著しい品質向上を遂げています。オーストリアは『ドイツのワイン法』に従い、果汁糖度に基づく品質管理を行っていますが、ドイツがエクスレ度という比重に基づいて分類を行うのに対し、オーストリアはKMWという純粋な糖度に基づいて分類を行うので、溶解物による計測値のかさ上げがないといわれます。また、ドイツではQ.m.P.(上級ランク)に分類される「カビネット」が、オーストリアでは「クヴァリテーツヴァイン」(中級ランク)に格下げされるのも特徴です。

 

● オーガニックワインの一大産地

 オーストリアはオーガニックワインの生産に熱心な国としても知られています。1995年以降、オーストリアにおいて、認証を受けた有機農業の生産者の総数は、31%増加しています。オーストリアはEU圏内で有機農業をリードする国であり、全農地面積の20%が有機農法による耕作で、この割合はEU諸国では第一位です(オーストリアワインマーケティング協会調べ)。また、オーストリアはビオディナミ農法の開祖、ルドルフ・シュタイナーの故郷でもあります。

 

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