色合いについて
うっすらと緑色がかった黄金色。
香りについて
青リンゴを思わせる、完熟した果実香。後から白い花の香りが現れ、香りに複雑さをもたらしている。
味わいについて
完熟した葡萄から造られるこのワインの味わいは、とても複雑で、酵母、ミネラル、柑橘類のノートがあり、程よい重みとバランスの良い酸味がある。長期熟成の可能性があり、3年程度は熟成により味わいの向上が期待出来る。
栽培方法について
仕立ては垣根仕立て。クローンは「ペドゥロウソス」と呼ばれる区画に1885年に植樹されたゴデージョを使用。樹齢は平均30年。品質の高い葡萄を生み出すため、収量は低く抑える。必要に応じてグリーンハーベストや間引きを行なう。農薬は自然な葡萄の育成サイクルを阻害しうるという考えから使用しない。肥料はオーガニックの混合物を使用。契約農家の葡萄も定期的に育成状況を確認し、質の維持・向上に努めている。
製法について
区画ごとに手摘みで収穫。20kg入るプラスチックの箱に葡萄を入れ、温度管理されたトラックでワイナリーに直ちに輸送。到着後直ちに慎重に選果。醸造は区画の特長を最大限に尊重するため、区画ごとに行う。一番搾り果汁のみ使用。醸造はステンレスタンク。短期間スキンコンタクトを行い、果皮に付着している天然の酵母で発酵。マロラクティック発酵は行わない。ステンレスタンクで6ヶ月シュール・リーで熟成。冷却安定、濾過後、瓶内で数ヶ月熟成。